プログラム

• 13:00オープニング / 基調講演
  

  株式会社 AIST Solutions Vice CTO / デジタル庁 シニアエキスパート / 前経済産業省 商務情報政策局情報経済課アーキテクチャ戦略企画室長和泉 憲明

  自治体DXを推進するためのITインフラとデジタル人材の方向性

  生成系AIを典型とするデジタル化を加速させるための新規技術がいくつも登場している一方で、自治体のDX推進はどのように展開するのだろうか。これらの問に答えるためには、行政サービス提供における業務要件やシステム要件の本質的な難しさを、民間のDXに関する取組と正しく比較し、その本質を議論する必要がある。そこで、行政システムの刷新を支援したり、DXレポートや産業DXを政策担当官としてとりまとめたりした経験から、今回は、自治体DXの推進を支援する立場で、DX推進戦略やデジタル人材の方向性について述べる。

• 13:35トークセッション
  

  

  

  新潟県三条市副市長上田 泰成

  神奈川県鎌倉市副市長千田 勝一郎

  群馬県前橋市副市長細谷 精一

  北海道大学非常勤講師 ／ 札幌市市政アドバイザー　古見 彰里モデレーター

  地域の魅力とデジタルの融合で描くまちづくり

  2040年には高齢者の絶対数がピークを迎え、生産年齢人口の減少に伴い行政職員の減少も予測されます。公共サービスのサステナビリティの確保のために、今、共助の再構築が見直されています。DXによる共助の再構築、まちづくりDXを先進事例から議論します。

• 14:10事例講演
  

  

  神戸市企画調整局調整課スマートシティ担当係長伊藤 豪

  三井不動産株式会社 / 一般社団法人UDCKタウンマネジメント統括竹川 励

  神戸スマートシティ・柏の葉スマートシティで共同利用中の都市OS活用内容

  都市OS・データ連携基盤は自治体個別に多額の費用を投じて構築する必要はありません。神戸市・柏の葉で共同利用している構築済みのプラットフォームは、共同利用することでコストを下げ、運用業務に係る自治体職員様の業務負荷を最小限にすることが可能です。\r\n初期投資なしで、4か月の準備期間で利用開始した神戸市での導入の事例をご紹介し、生活者魅力的なサービスを提供するためのデータ連携基盤の効率的かつ効果的な導入方法を案内します。

• 14:30休憩
• 14:35トークセッション
  

  

  

  静岡県掛川市副市長石川 紀子

  静岡県裾野市副市長及川 涼介

  京都府舞鶴市副市長福田 豊明

  北海道大学非常勤講師 ／ 札幌市市政アドバイザー　古見 彰里モデレーター

  市役所変革をデジタルで実践

  高齢化、孤独、災害など社会問題は多様化し、それにより行政の役割・仕事が加速度的に増加しています。行政職員が連携しながら自発的に課題を見つけ、組織全体で解決策を模索していく体制へ市役所が変革していくために必要なDXの在り方について、先進事例を基に議論します。

• 15:05事例講演
  

  HENNGE株式会社Public Sales Section　Account Manager赤瀬 礼旺

  【DX最新動向】自治体の導入事例に学ぶセキュリティ対策の第一歩

  ゼロトラストセキュリティの構築を目指す自治体にとって、IDaaS（Identity as a Service）はその第一歩となります。本講演では、国産のIDaaSサービス「HENNGE One」を活用したセキュリティ対策について、SaaS利用におけるリスクを軽減するための多要素認証の重要性に焦点を当て、具体的な取り組みのポイントを解説します。 セキュリティ強化を目指す自治体の皆様に、実際の自治体導入事例を交えて実践的な導入のヒントを提供します。

• 15:25事例講演
  

  株式会社 電算システムクラウドインテグレーション事業部　コーポレートソリューション部　部長田中 孝二

  Google Cloud で実現する自治体DXの今 ～事例ご紹介～

  多くの自治体から業務効率化の実現やDX推進の為にデジタル技術を活用したいが、「専門的な知見を持った人材がいない」「実際に職員が使いこなすことができるか不安」などのご相談をよくいただきます。そういったお悩みや課題を抱えている自治体様向けに、本セッションでは、ガバメントグラウンドにも指定されている Google Cloud の持つクラウド技術をご紹介し、どのように自治体のデジタル戦略を推進するかに焦点を当て、実際の導入事例を交えながらご紹介します。

• 15:45トークセッション
  

  

  

  福岡県北九州市副市長江口 哲郎

  山形県長井市副市長齋藤 環樹

  栃木県宇都宮市副市長東 智徳

  北海道大学非常勤講師 ／ 札幌市市政アドバイザー　古見 彰里モデレーター

  職員のデジタルスキル向上と組織改革

  DX人材は問題解決型人材。問題解決型人材とは問題を発見、分析、解決策の立案、実行する人材です。「手続き処理型」から「問題解決型」人材への移行には、組織のカルチャーや人事制度、育成方法などの組織としての取組が重要であり、これまで以上に「人」が大切にされる時代がきます。「人」作りについて先進事例とともに議論します。

• 16:15事例講演
  

  パブリックタレントモビリティ株式会社代表取締役川人 伸

  自治体における人的資本経営を目指して～エンゲージメント・タレントマネジメント～

  労働力減少時代における国内での人材獲得、本格的なAI・デジタル時代における「ヒト」の役割の見直し、国際間の都市での競争におけるリーダー人材育成などを背景に、自治体における人事戦略について、大きな岐路に差し掛かっています。そういった中で、2023年12月に「人材育成・確保基本方針策定指針」も総務省から公表され、「エンゲージメント」や「タレントマネジメント」というキーワードが注目されています。本講演では、当社独自調査（エンゲージメント）から見られる傾向・課題や「タレントマネジメント」のポイントについて開設いたします。

• 16:35特別講演1
  

  武蔵大学社会学部メディア社会学科教授庄司 昌彦

  行政DXの最新動向と展望

  自治体システムの標準化・ガバメントクラウド・マイナンバーカードの活用などによって行政を変革する「自治体DX」の現状を解説します。さらに、データ活用などによって地域社会の課題を解決していく「地域社会DX」の視点からも考察します。地域で2つのDXがいかに連動し、地域社会の持続可能性を高め地方創生につなげるのか、武蔵大学の庄司先生にお話しいただきます。

• 17:15事例講演
  

  株式会社PFU事業開発本部 KYC事業部 Caoraビジネス開発部 ビジネス推進課石幡 隼一

  DXの第一歩！導入ハードルの低い「書かない窓口」とは

  全国の自治体でDX推進がテーマとなる中、導入難易度が高い・煩雑なシステム構築が必要・費用が高く失敗しないか心配・現場の運用を大きく変える必要がある、等様々な点でお悩みの方も多いのではないでしょうか。PFUの書かない窓口ソリューションであればこうした点を悩むことなく、お手軽にDXの恩恵を享受でき、住民・職員双方の負担軽減に寄与します。本講演では導入のしやすさや、もたらす効果について、導入事例も交えながらご紹介いたします。

• 17:21事例講演
  

  日本電気株式会社テクノロジーサービスソフトウェア統括部 プロフェッショナル及川 信司

  NECならではの公共ソリューション

  これからの国、及び地方公共団体におけるネットワークの将来像を踏まえ、NECならではのBox事例とエコソリューションをご紹介します。

• 17:27特別講演2
  

  合同会社機械経営CEO/AIエンジニア/起業家/SF作家安野 貴博

  AI活用による自治体サービスの未来〜都知事選から得た知見を基に〜

  東京都知事選挙に出馬したAIエンジニア安野貴博氏は、選挙期間中、AIを活用し、24時間体制で自身の政策を学習させたシステムを運用。人々の質問に回答し、意見を収集しながら、政策に調整を加えるという革新的な取り組みを実施しました。本講演では、このAI活用事例の紹介に加え、選挙で得た知見を基に、自治体業務の効率化や住民サービス向上に向けた新たな戦略について提言を行います。